山奥に眠る旧東青山駅へ訪問した【廃駅・廃線】

旧東青山駅旅行日誌

旧東青山駅とは

旧東青山駅は、近鉄大阪線の青山峠の旧線にあった駅です。この駅は1930年に参宮急行電鉄の駅として開業し、時を経て近鉄大阪線の駅となりました。大阪線の複線化事業に伴う経路切り替えにより廃止され、2.8Km離れた場所に東青山駅は移転しました。廃止直前の駅利用者は年間約3万人(乗車人員)ほどあったようです。

この駅は、「近鉄大阪線列車衝突事故」でも非常に有名な駅です。当駅付近より列車暴走が始まり正面衝突事故を起こしています。心霊スポットとしても紹介されますが、事故現場は現東青山駅に近い旧総谷(そうだ)トンネルになります。現在は柵があり立ち入ることはできません。

旧東青山駅への行き方

旧東青山駅へ行くにはいくつかのルートがあります。地形図や各種情報より以下が推測されます。

  1. 国道165号より垣内川沿いを下流方面へ下る徒歩道を使用する(利用可能か不明)
  2. 国道165号より旧初瀬街道・林道を経由する(林道崩落)
  3. 国道165号より旧初瀬街道・布引の滝方面より途中の廃トンネルを通過する(自己責任)

各種ルート、登山や廃トンネル歩きの経験が必要な非常に難易度の高いです。ご訪問される方は十分な経験と装備を整えてからを推奨します。

いざ東旧青山駅へ

今回は、上記の2ルートを使用して訪問しました。青山峠の宿場町である「垣内宿」の古い街並みを抜けていきます。そのまま直進で林道を進むと崩落個所まで到着。ここからは、道なき山の中を歩いていくことになります。

旧東青山駅への山道

作業用のピンクリボンなどがあり歩ける場所がわかる場所もあります。坂を石垣が見える場所まで登ってから斜面伝いに歩いていくと旧東青山駅は現れます。私の到着時には先客(鹿5頭)ほどが居て逃げていきました。

旧東青山駅

山奥にひっそりと佇むホームの跡。今や駅に来るのは私のような物好きと野生動物のみです。

当駅は運用時は、退避可能な駅として2面3線式で運用されていたようです。真ん中に本線、ホーム挟んで左側が大阪方面のみから入線可能な構造でした。現在は線路は取り払われており実態をうかがい知ることは難しくなっています。

旧東青山駅とトンネル

この駅を挟んで両側はトンネルという構造をしています。大阪方面側が青山トンネル、名古屋方面側が滝谷トンネルです。どちらも電灯一つないトンネルですのでヘッドライトは必須です。立ち入り禁止となっていますので中を覗かれる方は自己責任でお願いします。

廃止からかなりの月日が立ちながらもホームが今も顕在している当駅。この先も静かなこの山奥で、2度と訪れない列車を待ち続けることになるでしょう。

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