大谷資料館とは
大谷資料館とは、栃木県宇都宮市にある採石場を見学できる施設です。この地域では大谷石と呼ばれる柔らかく加工がしやすい石が採石されており、実際の採石場に見学コースがあります。
内部は10~15度であり、夏は避暑ができる観光施設としても人気があります。また、内部は古代遺跡にようになっておりPVや映画・ドラマの撮影などにも使用されています。
では、大谷資料館についてご紹介します!
独特の雰囲気
大谷資料館へは、JR宇都宮・東武宇都宮どちらからもバスで30分程度で行くことができます。また、駐車場も用意されているため自家用車による訪問も問題ありません。
大谷資料館へ入っていくと自然と人工が融合した不思議な風景が現れます。
石切り場のため、直線的に切り取られた山肌とその上にある木々。確かに古代遺跡の入り口を連想させるような雰囲気です。
大谷資料館付近で切り出している「大谷石」は風化しやすいため坑道を掘って地下で採掘するのが主流ですが、露天掘りをすることもあるためこのような景色が形成されています。
古代遺跡へ潜入
そして、本題の古代神殿と呼ばれる大谷資料館の内部へ潜入します。資料館の入り口で料金を支払い、少し狭い階段を下っていきます。
そこには…古代遺跡としか思えない神秘的な景色が姿を見せます。
坑道内は非常に直線的な構造かつ天井が非常に高いです。そして、その空間を間接照明が照らし出す風景は非常に美しく神秘的です。この場所は、地下ということもあり一年中ほぼ一定の気温です。そのため、夏は涼しく、冬は暖かいという非常に快適な空間になっています。
これほどまでに珍しい光景のため、プロモーションビデオや映画・ドラマなど様々な撮影にも活用されています。もしかしたら大谷資料館が使用されている映像に出会うことがあるかもしれませんね。
坑道掘りとは言え非常に地上に近いため一部は外とつながっており光が差し込む場所もあります。外からの光と坑道内の湿度によって非常に神秘的な雰囲気を醸し出しています。
ここで採掘される「大谷石」は”柔らかく加工しやすい”という特徴を持った石です。そのため、住宅の門石や敷石、石垣、石窯など私たちの生活でよく使われている石の一つです。
JR宇都宮駅にある餃子像も実はこの大谷石で作られていますので一度見に行ってみるのも面白いかもしれません。
非常に独特かつ不思議な雰囲気のある大谷資料館。宇都宮へお越しの際はぜひお立ち寄りください!
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