【酷道・険道】岐阜・愛知県道16号多治見犬山線【2011・2021年比較】

愛知県道16号線 旅行日誌

愛知(岐阜)県道16号線とは

岐阜・愛知県道16号「多治見犬山線」には未成区間があります。特に愛知県側には最凶地点ともいえる、浸食による「V字峡」を形成た箇所があり県道とは思えない様相を見せてくれます。

今回は、10年ぶりに訪問しましたので過去との比較しつつ道路紹介をしたいと思います!

このレポートでは、2011年3月5日2021年10月9日の訪問記録より比較を行っています。

岐阜県側・東海自然歩道区間

岐阜県側は県道が「東海自然歩道」として指定されています。自然歩道でかつ未舗装道路でありながら「車に注意」など、車道であることを思い出させてくれる看板を見ることもができます。

まずはダート区間へ入る入り口の画像を比較してみましょう。

季節違いか草木の状態が違います。そのほかの変化点として、工場の鉄板塀が少し変わったこと、路面の状態が良くなっていました。この先へ進むと2011年にはなかった太陽光発電所が新設されておりその影響があるのかもしれません。

愛知県側・中央道側道区間

県道は一度中央道の側道のような形で合流します。ほぼ県道を成さない道路の横で高速で車が走り去っていく光景は非常に違和感のある光景です。

車両通行不能看板がここで現れます。むしろ今まで車両が走れたことに驚きますが・・・

2011年時点で立っていた「通行不能」看板が完全に倒れていました。2011年には見えていた排水溝も完全に埋まってます。また、看板より先が明らかに手つかずで自然に戻りつつあります。10年の歳月はこれほどまで道路を変えてしまうのですね。。

酷道名物である廃車シリーズもあります。

廃車はありましたが自然に飲み込まれていました。ただ10年たった今でも残っていることは何とも言い難いですね。

愛知県側・V字峡 区間

この県道で最凶と言われる「V字谷区間」の登場です。酷道マニアにとっては本番といっても過言ではない場所です。

以前よりも V字峡が深くなっているように感じますね。あとは、道路部分にも松などの木が生え始めていたのが印象的でした。なおこの区間、 V字峡の深さが1.5mを超える場所もあります。落ちたら怪我しかねないので訪問される方は注意してください。

愛知県側・通行止め終点

愛知県犬山市に入ると通行不能区間が終わります。通行不能区間終わり前は路面がほぼ川になっていて、その辺の洗い越しをも凌駕する光景が広がっています。

犬山側の通行不能を示す看板があります。当時はポールで作った簡易バリケードがありましたが、現在ではポールは曲がり意味をなさなくなっていました。

現在は、どう見ても登山道入り口のようになっているため車で入ろうという人もいないとは思いますが。。

以上、 岐阜・愛知県道16号多治見犬山線の10年比較レポートでした。 ほぼ手付かずの未成道は10年で想像以上に自然に侵食されていました。なお、一部区間はリニア中央新幹線絡みの工事のため重機が入れるように再整備された区間もあります(舗装がされたわけではないですが…)

開通することは多分ないとは思いますが、県道であり続ける限りその姿を観察していこうと思います!

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