年数回しか公開されない瀬戸の水を支えているダムを訪問しました。
馬ケ城ダムとは
馬ヶ城ダムは、愛知県瀬戸市内へ水道水を供給すべく建設されました。
大正末期、瀬戸市内では井戸水が主な水源と利用されていましたが、そのうちの6割が飲用に不適でした。近くには大きな河川がない地域でもあったため、水道供給を行うための本ダムが建設されることになりました。
昭和初期に通水式を迎えて以来、現在に至るまで瀬戸市民への安全な水を供給し続けています。
馬ヶ城ダムについては、通常非公開のダムとなります。公開は、水道週間の日曜日。一年で一日しかない貴重な公開へ行ってきました。(公開について教えてくれた友達に感謝します!)
訪問
近くの小学校の校庭を駐車場として開放しているため車は多く止めることができます。
車を停めてから15分程度歩くと入り口に着きます。スタッフの方々が道中で道案内を行っているので迷うことなく行くことができると思います。
門を入るとテントがあり、水道系では恒例の「あいちの水」をいただきました。あいちの水とは、愛知県営水道の水をボトル詰めしたものです。
今回は、愛知県企業庁の4浄水場の水の飲み比べがありました。ソムリエ的な自信がある方はぜひ試してみてください(笑
少し歩くと、「緩速ろ過池」があります。水はここへ集められろ過されます。電気等を一切使用せず、ゆっくり、ゆっくりとろ過されて飲水となります。
更に5分ほど歩くと現れるのが「馬ヶ城ダム」です。堤高16.6mと小ぶりです。この美しい姿を見てもらうためだけに、公開日に合わせて越流するように調整を行っているということで気合が入っています!この光景も一年に一度だけのお楽しみです。
ダム湖は波一つなくとても静かでした。
昭和初期より瀬戸の人々の飲用水を支え続けているダム。建設時には百姓一揆など反対なのもありました。しかし、完成後は瀬戸市民の健康と豊かな生活を支えてします。
またこの美しさに貴重さ。ダムマニアを魅了する理由もとても理解できました。
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