名古屋証券取引所とは
名古屋証券取引所、通称「名証(めいしょう)」は名古屋に拠点拠点に置く株などの有価証券を売買するための取引所です。1886年に前身となる名古屋株式取引所より始まり、現在に至るまで名古屋の経済を裏から支える存在です。そのため、名証には名古屋では結構有名な企業が上場していたりします。名古屋はモノづくりが盛んな経済圏であり、日本のモノづくりを支える一端を担っているといっても過言ではない場所です。
今回はそんな名古屋の経済を裏から支える証券取引所の見学に行ってきました。
歴史を知る展示
栄にある名古屋証券取引所ビルに取引所を構えています。見た目は普通のオフィスビルといった感じです。そこからエレベータに乗って6階に行くと見学室があります。なお、見学可能な日は平日の9時から16時半ですのでご注意ください。
中に入ると、実際に過去使われていたものが展示されています。旧ビルの金看板や紙の株券の見本、立会取引時代の写真などを見ることができます。
そのほかにも、名古屋証券取引所の歴史を一覧したパネル展示や、取引における電子化の歴史など様々な展示を見ることができます。もしかしたら株というよくわからない存在が少し身近になるかもしれませんね。
そして、展示の一番の見どころは売買監理室の見学です。この監理室では職員の方が売買を常に監視しています。誤発注や怪しい取引などがあれば随時対応して関係各所へ連絡するシステムが構築されています。
そのほか、奥のモニターには現在の取引状況や株価、平均株価などがわかりやすく表示されています。モニターに映る企業は、当証券取引所に上場する企業というところがここらしいところ。
広さはさほど広くはありません。これは名古屋証券取引所が扱う銘柄が東京証券取引所などと比べると非常に少ないため致し方ないことでしょう。実際に売買を管理するシステムは東証のシステムと同じものを使用するなど統合が進んでいる個所もあります。
ただ、この取引所で毎日億単位の取引が行われていると思うと少し不思議な気持ちになりますね。
名古屋証券取引所公式サイト
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