三菱UFJ銀行貨幣資料館とは
三菱UFJ銀行貨幣資料館とは、三菱UFJ銀行が運営する貨幣と浮世絵に関する企業博物館です。この資料館は、旧東海銀行が本店ビルに「東海銀行貨幣展示室」として開設したのが始まりです。
その後、東海銀行は幾度の合併を経て現在の三菱UFJ銀行が運営する企業博物館となりました。
この施設では、年代や国を問わずありとあらゆる貨幣を常設で展示しており、日本や海外の貨幣の変遷や歴史や特徴などを楽しく学ぶことができます。
たくさんの貨幣
資料館に入ると、たくさんのショーケースが並んでいます。それぞれのショーケース国や時代を問わずに様々な貨幣が展示されています。
中には見たことのない形や大きさの貨幣を見ることもできます。
展示されている貨幣は非常に種類が多く、和同開珎や大判・小判、海外の紙幣まで。あらゆる時代のあらゆる国の貨幣が展示されています。
その中には、オリンピックや復興事業などの記念硬貨や、近年使用されている見慣れたお金まで様々です。
今後、貨幣のデザインが変更となるたびに展示品は増えていくことになると思います。日本の紙幣は偽造を防止するために約20年ごとにデザインが変わっていくためこれは必然ですね。
展示されている貨幣には、その貨幣の特徴や時代背景などが事細かく説明されています。普段何気なく使っている貨幣についての知識やうんちくをたくさん知ることができます。
例えば、小判のサイズや金含有量は、発行された時代の財政や情勢によって変化するそうです。また、小判型の貨幣を作ることで庶民に人気が出た貨幣などもあるそうで…時代劇などでよく見る小判も説明を読むたびに「なるほど…!」と感心させられます。
日本の貨幣などのほかに、未裁断の米ドルなど海外の様々な貨幣も展示されています。やはり海外の貨幣のデザインは日本では見ることのできない個性的なものも多くあり見てて飽きないものでした。
これらの貨幣については寄贈などによるものも多くあるそうです。
貨幣の展示のみだけではなく、実際に体験するコーナーもあります。
上記写真のコーナーでは、1億円の重さ体験と千両箱の重さを体験することができます。持ち上げてみてちょっとだけお金持ちになった気分を味わってみるのもよいでしょう。
今回は残念ながら新型コロナウイルスまん延防止の観点から体験することができませんでしたので、次回復活したときにはぜひ持ち上げてみたいと思います。
最後に
最近は電子マネーの流れて貨幣を使う機会は減ってきているとは思いますが、まだまだ身近な存在でもあります。そんな身近な存在である貨幣ですが、歴史や成り立ちなどについて詳しい人は非常に少ないのが現実です。
一度足を運ばれて少しでも貨幣というもののを知る機会になればと思います。貨幣を知れば経済や国政が少しわかってくるかもしれませんよ…?
基本情報
入館料は無料です。
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